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NEURECカセット四部作


星気卵 - こじょう ひとし

LUX OVA - hitoshi kojo


孵沙 - 谺

PHXA - kodama


雲の漂着 - ユッパラ・カーッピオー

LANDING CLOUDS - jüppala kääpiö


黒きほころび - マイ・キャット・イズ・アン・エイリアン & ユッパラ・カーッピオー

BLACK BLOSSOM - my cat is an alien & jüppala kääpiö


この度、Neurecの坂口卓也さんのご好意で、わたくし小城仁志のレコーディングを四作まとめて紹介して頂ける事になりました。
2004年に日本を飛び出してしまった事もあり、私の仕事は日本ではあまり紹介されていません。ましてや系統立てて把握されている方は極少数だと思いますので、今回の四作の背景を以下に説明させて頂きます。
私の他の作品にも興味を持って頂くきっかけとなれば幸いです。アルバム全体のサンプルとリリースの詳細は、各項の英語タイトルからのリンク先でご覧になって下さい。

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星気卵 - こじょう ひとし

LUX OVA - hitoshi kojo


私は80年代半ばから音楽を作り始め、初めの10年はバンド活動、もしくはそのメンバーに渡すデモの宅録を中心に行っていました。また同時期から絵画やコラージュ制作を初め、数年経ち芸大(油画科)に入学した後、サウンドインスタレーションも手がけるようになります。

90年代半ばにバンド活動を停止し、様々な音響実験を一人で始めたのですが、その内容はかなり多義に渡り、当時はそれらを発表する意志が無かった事もあり、後に編纂するのにかなりの時間がかかります。
1998年発表の初のソロアルバム「Sacrifice + Phosphorus」には、その中から、ウィーンアクショニズムやオカルトの影響の強いものを選び、2002年にSpiracle名義で発表したセカンドアルバム「Symphathetic Field」には、フィールドレコーディングを多用したコンポジションを選んで収録しました。
これら二つのアルバムに収録されなかった録音のうち、2009年当時の活動に直接繋がる傾向のものを集め、再編集したものが「Lux Ova」です。

そのため、このアルバムには一貫したコンセプや音源の整合性はなく、かなり雑多な素材や方法が含まれています。とはいえ、上記の二つのアルバムに較べ、むしろ開放的に音づくりを楽しんでいるように感じられたため、永久にアーカイブに保存しておくよりは、公表した方が良いのでは無いかと思いました。アルバムとしての統一感を出すために暫く時を費やしてアレンジし、2010年に自らのレーベルomnimementoからリリースしました。

2014年のNeurecからの再発版のために、全6曲中4曲を再編集し、曲順、アートワークも変更いたしました。


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孵沙 - 谺

PHXA - kodama


Kodamaの相方Michael Northamの活動を知ったのは、上記の「Sympathetic Field」をリリースした際、似たような活動をしているアーティストとして、某レコード店から彼とJohn Grzinichの共作「The Stomach of the Sky」(1997)を紹介して頂いたのがきっかけです。
渡欧のきっかけとしてヨーロッパを活動の拠点としているアーティストにコンタクトを取り始めた時期だったので、すぐにメールを書いて交流が始まりました。

アクショニズムの影響を受けながらも、一見受動的なフィールドレコーディングを通してのリスニングやメディテーションが、いかにパワフルで能動的な体験であるかという事に気づき、それを実践しているという点で強い共感を得て、2004年の渡欧をきっかけに共同制作が始まります。

A1「Arcaea」は、2009年に秋に、フランス、リモージュのアーティスト・イン・レジデンスに滞在した際のレーコーディングセッションから取ったものですが、この期間の録音はほぼ未発表のままなので、いずれ発表の機会を作りたいと思っています。A2「Photon」は、2006年のベルギー、リエージュでのコンサートの一部を編集したもの、B1「Phxa」は同時期に滞在していたアーティスト・イン・レジデンスBains::Connectiveで行った、同名の演劇的なパフォーマンスのドキュメントです。
そのビデオドキュメントがこちらです。

このような公の場での活動の他に、プライベートに行ったレコーディングを中心に編纂したものが、2009年にアメリカのレーベルOlde English Spelling Beeよりリリースされたアルバム「Turning Leaf Migrations」です。

Michaelはヨーロッパへの12年間の滞在の後、2013年初頭に故国アメリカの西海岸に戻り、2014年現在、新たな基盤づくりと、精神世界/内的体験の探求に集中しているようです。


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雲の漂着 - ユッパラ・カーッピオー

LANDING CLOUDS - jüppala kääpiö


Jüppala Kääpiöの相方キャロル・ツヴァイフェル(現キャロル・コジョウ)とは、上記の2006年のベルギーへの滞在中に出会いました。当時彼女は、アメリカ人フォークシンガーIn Gowan Ringのツアーにビオラ奏者/バックコーラスとして参加していたのですが、KodamaのMichaelがIn Gown Ringと古くからの友人である事から、ジョイントコンサートを行い、それをきっかけに音楽を共に作り始めました。

2007年にカナダ、2008年にモンゴルに共に滞在した後、キャロルの故国スイスで結婚、2011年にベルギーに移住して落ち着く訳ですが、2010年からリリースしてきた八枚のアルバムには、そのノマディックな生活の変遷が色濃く反映していると思います。

「Jüppala Kääpiö」を無理矢理日本語にすると「オットット・コビト」となります。Kaapioというのはフィンランド語で大地の精霊の小人を表す言葉で、16世紀のスイスの錬金術師パラケルススが記述した四精霊のうちGnome(ノーム)として知られるものです。
Jüppala Kääpiöの音楽は、スポンタネアスに生まれてきたものなのですが、この名前を選んだためか、アルバムを編纂していく過程で、自ずとKaapioと私達の交流の記録というミソポエイックなものとなって行きました。私達は二人とも野山や森を歩くのが好きで、その最中に演奏や録音もしばしば行っているので、その影響もあるかと思われます。

本アルバム「Landing Clouds」は、ベルギー移住後の録音を編纂した初のアルバムになります。


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黒きほころび - マイ・キャット・イズ・アン・エイリアン & ユッパラ・カーッピオー

BLACK BLOSSOM - my cat is an alien & jüppala kääpiö


My Cat Is An Alienはイタリア、トリノのオパリオ兄弟によるスペース・インプロデュオで、90年代末より100タイトルを超えるレコーディングをリリースしています。
Sonic YouthのThurston Mooreや灰野敬二さんとスプリットアルバムを作っている事からも分かるように、サイケロックのりのステージアクトをするのですが、音はロックというよりも、むしろフリーでアブストラクトなインプロビゼーションというユニークなデュオです。

彼らとの出会いもKodamaのMichaelを通してのもので、私とMichaelがスイスに滞在していた際、Kodamaと一緒にコンサートを行った事があります。
後にJüppala Kääpiöを始めた際、それ以前の私のリスナーの多くが去っていった中、彼らはむしろその展開を好意的に受け止め、コラボレーションを申し出てくれました。

A面の二曲は、私達の録音に彼らが一発録りで音を重ねたもの、B面は彼らの一発録りに私達が多重録音したものです。最終的な編集は私が手がけました。
ジャケットのイメージも四人全員の共同制作です。


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私の仕事はエクスペリメンタルミュージックとしてカテゴライズされる事が多いのですが、これら4タイトルに共通しているのは、おそらく現在一般的にエクスペリメンタルミュージックと呼ばれるよりも、古典的な意味で音楽的に構成されている点ではないかと思います。
私の興味の比重は、あくまで音楽よりも音そのものに強く置かれています。とはいえ、物音や音響現象を音楽/音響作品として提示する事よりも、むしろ音楽、楽器、声を既存の文化的なコンテキストとは関係ない音の共振現象へ還元し、そこから再度何を編み上げる事が出来るかという実験に魅入られているのです。
私はよく音を編むと表現するのですが、何かしら構築の意思が反映しているという点で、私が作っているものは音楽と呼ばれ得るものでしょうし、上記のような意味で、私の音楽は、少なくとも私にとっては、確かにエクスペリメンタルなものです。
とはいえ、実験そのものに制作のモチベーションがある訳では無く、インスピレーションは様々な方向からやって来ます。それらについて語りだすと切りがありませんし、だいたいの方向性はアルバムタイトルや曲名に反映されていると思います。そこから、聴いていただく方々それぞれに想像していただければ良いのではないかと、今の所は考えております。

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